前回、英語のカテで「もし中学で英語を習わなかったら http://oshiete1goonejp/qa3305317html」という質問を出したんですが、戴いた回答をまとめると、外国語を学ぶことは、入学試験などで生徒の学力を測る有効な物差しとして重要だとか、他の外国語を学ぶ上での布石にもなるとか、母国語以外の言語を学んで教養を深めたり多角的な視点を持つためにも必要だという結論に達すると思います。しかし、その質問では「外国とのコミュニケーションに大きな支障をきたす」という旨の回答がありませんでしたで、この論理で行けば、外国語の教育は必要だが、その外国語は必ずしも英語でなければならないということになります。
一方、その質問では触れられなかった外国とのコミュニケーションを視野に置いても、現在では日本に滞在する外国人人口では中国人が英語圏の人を上回るし、来日外国人の数も中国人がやはり英語圏の人より多いです。従って庶民レベルでも中国語を実際に使う機会は英語よりも多いかもしれません。そして、対日貿易でも中国がアメリカを追い抜いたそうです。
また、もし、外交的にも中国が現在のアメリカのような位置付けになり、逆にアメリカが現在のロシアのように疎遠な関係になれば状況も違ってくると思います。
そこで質問ですが、そのような状況で中学からの外国語も英語から中国語にシフトしたら、高卒の人の日常生活でどのような不都合が考えられるでしょうか?また、現在と比べてもどのようなメリットがあるでしょうか?似たような質問を他のサイトでもしたことがあるんですが、「英語が世界の標準語だから」という回答が多かったです。しかし、グローバルな視点で考えれば、非英語圏の国では必ずしも英語が最も重要な言語とも言えない場合があります。例えば イランのような国では英語よりもアラビア語が重要ですし。質問の趣旨が曖昧になってしまいましたが、お付き合いいただければ幸いです。回答 P0:真偽の程は分かりませんが、英語は文法整理ができている言語だから外国語として多くの中学・高校で採用しているのかと思っていました。
あと教えられる人も多いみたいですし。
でも教えて貰ったのが果たしてイギリスの英語なのかアメリカの英語なのか未だに分かりません。でも教科書に出ていたのはアメリカの地名だったからアメリカの英語なんでしょうね。
アメリカ人はイギリスの英語が分からないことも有るけど、イギリス人はアメリカの映画が国内にも入って来ているのでアメリカ英語も理解できると言っていました。
もっと中国のドラマや映画、小説などがアメリカ並みに日本にも入ってくれば中国語も勉強し易くなるかも知れませんね。
もし中国語を中学、高校で必修としたらどうなるか?
私が思いつくのは、漢字が日本と違うから学生が戸惑うのではないかということです。当用漢字を覚えている最中に、他の言語の漢字も覚えるとなると混乱を来たしそうです。元は同じ漢字であるものを、日本語の先生はこの漢字のここに点を付けたら駄目、中国語の先生は点を付けなければ減点。もし文字に対してそんなに厳密な要求をされなければ、後はどんな言語を学んでも弊害が起こることは無いのでは?
ただ、26文字の組み合わせだけでいろんな表現ができる英語は国際的な文章のやり取りで便利なので、当分は中国語が英語にとって変わることは無いような気がします。中国語に限らずあらゆる言語のパソコン文字コードが国際的に統一されれば、不都合も少しは解決できるかも知れませんね。
希望は中学から外国語科目は選択言語になることです。昔から思っていました。“なんで英語なの?”って。まあ今にして思えば上に書いたようなことが理由なんでしょうけど。
でも今は海外のテレビ番組も見ようと思えば見られるようになったし、日本に滞在している外国人も色々な国や地域から来られているようだし、そろそろ英語必修から抜け出してもいい様な・・・。そうすれば日本にも○○語のできる人、××語のできる人(もちろんその文化にも明るい人)と色々な人材が確保できると思います。
どこの国や地域と交流が始まっても、争いが生じても、その国や地域のことを勉強したことがいることは、日本に取って不利になる事は無いと素人ながら思います。これも一種の分業ですよね。
P1:他の方も解答されている通り、意思疎通手段としての汎用性、インターネット・PCを使う上での利便性などを考えると、第一外国語として最初に学ぶ言語を中国語に切り替えるのは無理だと思います。
ただし、どうにも英語が性に合わない、生理的に受け付けないという人が少なからずいることも確かです。また英語はからっきし出来ないのに、中国語はペラペラと言う人も私の周りに複数います。(私自身、中国語を学ぶほうが、英語をマスターするよりはるかに楽でした。)
教員の確保を問題にする方もいらっしゃいますが、日本にたくさんいる中国人を雇うのは難しくないでしょう。正規教員で駄目なら、講師で雇えばいい。
ということで、中国語を第一外国語として学ぶという選択肢を学生に与えるべきではないかと、個人的には思います。
蛇足ですが、漢文を学ぶことに意味がないとは言いませんが、あれを追加英語クラスまたは中国語基礎会話に当てることは出来ないでしょうかね?
P2:一応英語は「準世界語」とでも言えるレベルになっております。つまり英語を母語とする人同士でなくとも、お互いに英語で会話できる利便性があります。残念ながら中国語は会話人数だけは多いですが、通じる国の数から言えば英語には遠く及びません。
確かに相手の母語で会話をする事が礼儀であり、相手も大変喜ぶことでしょうが、残念ながら実際は不可能です。それはどこの国の人もわかっています。ですから外国人と会話をする時はまず一番始めに英語が出てくるわけです。その上で特定の国に関係する場面が生じたら、(本人にやる気があれば)その国の言葉を利用すればいいだけの話です。
また、中国がアメリカに取って代わる可能性は極めて低いと言えます。強いていえばアメリカの対抗する旧ソ連のような位置にはなりそうですが・・・
日中関係及び日米関係を紐解いてみても、中国がアメリカ以上に日本に対して利益(経済面のみならず)をもたらす可能性は今後も低いです。
これはインドにも言えます。
ちなみに今でも私立の中学・高校では英語と並立してドイツ語・フランス語・中国語・韓国語等を教えている学校も存在します。好き嫌いや得意・不得意は誰しもありますし、インフラ面の問題もあるのでこれらを一律に全学校へ普及させることは無理だと思います。私としては好きであれば特別に語学学校へ通う今の状況でOKだと思います。
一方、中国の東北地区の中学校では英語と並立で日本語も教えられています。ちょっと興味深いことですね。
P3:myrtille55さん、こんにちは。
公立学校の外国語教育に関わっている者です。
>この論理で行けば、外国語の教育は必要だが、その外国語は必ずしも英語でなければならないということになります。
中学校での外国語教育は、必ずしも英語でなければ、教育的な効果がないとは思いません。外国語である以上、ほかの言語でも充分目的を達成できると考えます。
>中学からの外国語も英語から中国語にシフトしたら、高卒の人の日常生活でどのような不都合が考えられるでしょうか?
中国語でも教育目標が達成できる以上、日常的に外国語が必要でない人にとって、あまり不都合はないでしょう。そのことによって、観光や貿易関係の業種等への就職機会が増えるかもしれませんね。
しかし、(以下ご質問の趣旨からは離れるかもしれませんが)それでも、英語は中国語に比べて全世界での話者数は少ないものの、多くの国に学習者がおり、使える国の数が多いという汎用性の高い言語です。またその汎用性のために、多くの情報が英語で記録され流通しています。このことを考えると、中学校での外国語教育を1つに絞るとすれば、英語教育を行わざるを得ないと思います。
一番良いのは、中学校教育で学ぶ外国語を選択できることでしょうが、教師確保等に必要なコストと効率性を考えると、少なくとも公立学校で実現することはないでしょう。ただ、おっしゃるとおり、これからは中国語が話せるということは結構良いアドバンテージになることは確かだと思います。
P4:コンピューターの多くがアルファベットを扱うという点も大きいと思います。
一度英語で普及した様々な物・言葉(単語)をわざわざ他の言語にシフトする必要性も感じませんし
英語を話すという事よりも外来語を理解するという意味でグローバル・スタンダートに従うのが無難かと
この質問・回答の中だけでもだいぶ英語由来の横文字が出てきました
もちろん中国語由来の日本語の方が多いのですが日本語として理解できます。
ただ、最近は中国語を学習する人が増えてきましたし中国語の需要は感じます
ちなみに個人的には、外来語を理解するという意味では英語や中国語よりラテン語の知識のほうが役に立ちました。(科学人間なので
・・・なんか質問の答えになってませんね・・・参考程度に思ってください
P5:英語は世界中で通じます。
一方、中国語(広東語でも北京語でも構いませんが)は
中国国内もしくは中国人相手にしか通じません。
また、アラビア語圏であっても中国語圏であっても英語は通じます。
その地域独自の言語を覚えるのも悪い事ではありませんが、
「意思疎通」を第一に考えるなら、英語を覚えるのが一番手っ取り早いわけです。
義務教育として教える以上、少しでも多くの相手に対して、
少しでも多くの地域で使える言語を教えるのは理にかなっているのでは?
一方、その質問では触れられなかった外国とのコミュニケーションを視野に置いても、現在では日本に滞在する外国人人口では中国人が英語圏の人を上回るし、来日外国人の数も中国人がやはり英語圏の人より多いです。従って庶民レベルでも中国語を実際に使う機会は英語よりも多いかもしれません。そして、対日貿易でも中国がアメリカを追い抜いたそうです。
また、もし、外交的にも中国が現在のアメリカのような位置付けになり、逆にアメリカが現在のロシアのように疎遠な関係になれば状況も違ってくると思います。
そこで質問ですが、そのような状況で中学からの外国語も英語から中国語にシフトしたら、高卒の人の日常生活でどのような不都合が考えられるでしょうか?また、現在と比べてもどのようなメリットがあるでしょうか?似たような質問を他のサイトでもしたことがあるんですが、「英語が世界の標準語だから」という回答が多かったです。しかし、グローバルな視点で考えれば、非英語圏の国では必ずしも英語が最も重要な言語とも言えない場合があります。例えば イランのような国では英語よりもアラビア語が重要ですし。質問の趣旨が曖昧になってしまいましたが、お付き合いいただければ幸いです。回答 P0:真偽の程は分かりませんが、英語は文法整理ができている言語だから外国語として多くの中学・高校で採用しているのかと思っていました。
あと教えられる人も多いみたいですし。
でも教えて貰ったのが果たしてイギリスの英語なのかアメリカの英語なのか未だに分かりません。でも教科書に出ていたのはアメリカの地名だったからアメリカの英語なんでしょうね。
アメリカ人はイギリスの英語が分からないことも有るけど、イギリス人はアメリカの映画が国内にも入って来ているのでアメリカ英語も理解できると言っていました。
もっと中国のドラマや映画、小説などがアメリカ並みに日本にも入ってくれば中国語も勉強し易くなるかも知れませんね。
もし中国語を中学、高校で必修としたらどうなるか?
私が思いつくのは、漢字が日本と違うから学生が戸惑うのではないかということです。当用漢字を覚えている最中に、他の言語の漢字も覚えるとなると混乱を来たしそうです。元は同じ漢字であるものを、日本語の先生はこの漢字のここに点を付けたら駄目、中国語の先生は点を付けなければ減点。もし文字に対してそんなに厳密な要求をされなければ、後はどんな言語を学んでも弊害が起こることは無いのでは?
ただ、26文字の組み合わせだけでいろんな表現ができる英語は国際的な文章のやり取りで便利なので、当分は中国語が英語にとって変わることは無いような気がします。中国語に限らずあらゆる言語のパソコン文字コードが国際的に統一されれば、不都合も少しは解決できるかも知れませんね。
希望は中学から外国語科目は選択言語になることです。昔から思っていました。“なんで英語なの?”って。まあ今にして思えば上に書いたようなことが理由なんでしょうけど。
でも今は海外のテレビ番組も見ようと思えば見られるようになったし、日本に滞在している外国人も色々な国や地域から来られているようだし、そろそろ英語必修から抜け出してもいい様な・・・。そうすれば日本にも○○語のできる人、××語のできる人(もちろんその文化にも明るい人)と色々な人材が確保できると思います。
どこの国や地域と交流が始まっても、争いが生じても、その国や地域のことを勉強したことがいることは、日本に取って不利になる事は無いと素人ながら思います。これも一種の分業ですよね。
P1:他の方も解答されている通り、意思疎通手段としての汎用性、インターネット・PCを使う上での利便性などを考えると、第一外国語として最初に学ぶ言語を中国語に切り替えるのは無理だと思います。
ただし、どうにも英語が性に合わない、生理的に受け付けないという人が少なからずいることも確かです。また英語はからっきし出来ないのに、中国語はペラペラと言う人も私の周りに複数います。(私自身、中国語を学ぶほうが、英語をマスターするよりはるかに楽でした。)
教員の確保を問題にする方もいらっしゃいますが、日本にたくさんいる中国人を雇うのは難しくないでしょう。正規教員で駄目なら、講師で雇えばいい。
ということで、中国語を第一外国語として学ぶという選択肢を学生に与えるべきではないかと、個人的には思います。
蛇足ですが、漢文を学ぶことに意味がないとは言いませんが、あれを追加英語クラスまたは中国語基礎会話に当てることは出来ないでしょうかね?
P2:一応英語は「準世界語」とでも言えるレベルになっております。つまり英語を母語とする人同士でなくとも、お互いに英語で会話できる利便性があります。残念ながら中国語は会話人数だけは多いですが、通じる国の数から言えば英語には遠く及びません。
確かに相手の母語で会話をする事が礼儀であり、相手も大変喜ぶことでしょうが、残念ながら実際は不可能です。それはどこの国の人もわかっています。ですから外国人と会話をする時はまず一番始めに英語が出てくるわけです。その上で特定の国に関係する場面が生じたら、(本人にやる気があれば)その国の言葉を利用すればいいだけの話です。
また、中国がアメリカに取って代わる可能性は極めて低いと言えます。強いていえばアメリカの対抗する旧ソ連のような位置にはなりそうですが・・・
日中関係及び日米関係を紐解いてみても、中国がアメリカ以上に日本に対して利益(経済面のみならず)をもたらす可能性は今後も低いです。
これはインドにも言えます。
ちなみに今でも私立の中学・高校では英語と並立してドイツ語・フランス語・中国語・韓国語等を教えている学校も存在します。好き嫌いや得意・不得意は誰しもありますし、インフラ面の問題もあるのでこれらを一律に全学校へ普及させることは無理だと思います。私としては好きであれば特別に語学学校へ通う今の状況でOKだと思います。
一方、中国の東北地区の中学校では英語と並立で日本語も教えられています。ちょっと興味深いことですね。
P3:myrtille55さん、こんにちは。
公立学校の外国語教育に関わっている者です。
>この論理で行けば、外国語の教育は必要だが、その外国語は必ずしも英語でなければならないということになります。
中学校での外国語教育は、必ずしも英語でなければ、教育的な効果がないとは思いません。外国語である以上、ほかの言語でも充分目的を達成できると考えます。
>中学からの外国語も英語から中国語にシフトしたら、高卒の人の日常生活でどのような不都合が考えられるでしょうか?
中国語でも教育目標が達成できる以上、日常的に外国語が必要でない人にとって、あまり不都合はないでしょう。そのことによって、観光や貿易関係の業種等への就職機会が増えるかもしれませんね。
しかし、(以下ご質問の趣旨からは離れるかもしれませんが)それでも、英語は中国語に比べて全世界での話者数は少ないものの、多くの国に学習者がおり、使える国の数が多いという汎用性の高い言語です。またその汎用性のために、多くの情報が英語で記録され流通しています。このことを考えると、中学校での外国語教育を1つに絞るとすれば、英語教育を行わざるを得ないと思います。
一番良いのは、中学校教育で学ぶ外国語を選択できることでしょうが、教師確保等に必要なコストと効率性を考えると、少なくとも公立学校で実現することはないでしょう。ただ、おっしゃるとおり、これからは中国語が話せるということは結構良いアドバンテージになることは確かだと思います。
P4:コンピューターの多くがアルファベットを扱うという点も大きいと思います。
一度英語で普及した様々な物・言葉(単語)をわざわざ他の言語にシフトする必要性も感じませんし
英語を話すという事よりも外来語を理解するという意味でグローバル・スタンダートに従うのが無難かと
この質問・回答の中だけでもだいぶ英語由来の横文字が出てきました
もちろん中国語由来の日本語の方が多いのですが日本語として理解できます。
ただ、最近は中国語を学習する人が増えてきましたし中国語の需要は感じます
ちなみに個人的には、外来語を理解するという意味では英語や中国語よりラテン語の知識のほうが役に立ちました。(科学人間なので
・・・なんか質問の答えになってませんね・・・参考程度に思ってください
P5:英語は世界中で通じます。
一方、中国語(広東語でも北京語でも構いませんが)は
中国国内もしくは中国人相手にしか通じません。
また、アラビア語圏であっても中国語圏であっても英語は通じます。
その地域独自の言語を覚えるのも悪い事ではありませんが、
「意思疎通」を第一に考えるなら、英語を覚えるのが一番手っ取り早いわけです。
義務教育として教える以上、少しでも多くの相手に対して、
少しでも多くの地域で使える言語を教えるのは理にかなっているのでは?